よく見てます。


踊るのが大好きで、しゃべるのが、ちょっと苦手な、小学2年生の男の子がいます。
いつも、独自のダンスを踊って、その時の気持ちを表現しています。
そんな子が、突然、思いがけないことをして、驚かせてくれました。
「帰りの会を終わります」と、みんなの前で司会をしている子が言った時、「帰りの会を終わります」と小声で繰り返して言いながら、手を動かして、手話をしたのです。
「さよなら」と「会」と「終り」の3つの簡単な手話ですが、正確だったので、びっくりしました。
他の手話も知っているのかな、と思って「こんにちは」と「ありがとう」の手話を目の前でやってみましたが、キョトンとして、わからないようでした。
学校で、耳の聞こえない人が、「帰りの会を終わります」と、手話をしているのを見て、覚えたのかもしれません。
以前にも、スタッフの名前を、まわりの人の会話から覚えて、突然、呼んでくれたことがありました。
よく見ているし、よく聞いているのだと、驚かされました。
わからないところで、さまざまな能力が育っているのだと、実感しました。

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